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平成30年6月議会冒頭あいさつ
組織機構について
まず、市役所の組織機構でございますが、妊娠出産から18歳までの子育てをサポートする「子育て世代包括支援センター・すまいる」を1階社会福祉課前に開設いたしました。保健師を始めとする専門職を一か所に集約し、子育て家庭へのきめ細やかな対応に努めて参ります。
福祉関連では、やはり超高齢化社会への対応が急務であります。社会福祉協議会と行政の福祉部門の横断的な連携を図るため、職員を1名、社会福祉協議会に事務従事させ、制度の確立はもちろん、超高齢化社会に対応できるよう地域の諸課題の解消にむけて取り組ませて参ります。
さらには、今年度、課の垣根を越え横断的に、スピード感を持って政策を実践していくため、総務課、企画情報課、財政課を軸にした「政策調整会議」をスタートさせました。同時に「企業誘致・産業振興プロジェクト会議」もスタートさせましたが、必要に応じて関係課を招集し、直面する政策課題の解決に向けスクラム組んで推進します。既に5月末までに、政策調整会議を、福祉関連、ふるさと納税をテーマに5回開催。企業誘致・産業振興プロジェクト会議を4回開催し、早速プロジェクトが成果を上げつつある分野も生まれました。
また、竹田市政策審議官に、元日本生命大分支社長の幸 善治氏を任命し、企業誘致・産業振興プロジェクト会議へのアドバイスや、幅広い人脈や企業とのつながりを活かしたトップセールスに期待。すでにかなりの企業訪問を、マスコミ訪問を展開していただいております。加えて、観光ツーリズム協会には大手旅行会社の現場で活躍しておられた竹田高校出身の仲村俊郁氏が就任し、さらには先の取締役会でまちづくり株式会社の新しい社長には児玉誠三氏が就任されましたこと、私の立場からも報告させていただきます。

夢ある展開へ
次に、各事業の動向でございます。
撒いた種が一斉に花咲かせ実を結ぶがごとく、嬉しい話題が次々と舞い込んできています。
まず、三重総合高校久住校の「本校化」、「全国公募」に向け、大分県も本腰を入れた動きを始めています。4月13日には学生寮の安全祈願祭を行い、次いで大分県教育委員会主催の地域説明会が久住公民館で開催され、平成31年度に向けたプロジェクトの説明と地元関係者との意見交換会が開催されました。今後も大分県と協働で「夢のある魅力あふれる」農業高校の樹立を目指します。
さて。5月には、ゴールデンウィーク中のこどもの日に、児童公園「竹の子ひろば」がグランツ横にオープンしました。県内でも初めての大型遊具を備えたこの公園は、城下町と玉来地区・拝田原地区が人で繋がる効果も期待でき、目を輝かせながら遊ぶ多くの子ども達や保護者の皆さんの喜ぶ姿からは平成24年の九州北部豪雨で受けた悲惨さは消え、明るい未来が約束されたようで、私自身が勇気づけられるようでした。それは同席されていた議員各位もきっと同じように感じられたのではないでしょうか。あれから、週末には常時200人ほどの来場者があり、これからも復興のシンボルとして、市内外の子ども達の情操教育、情報交換の場になることを期待しております。

国際交流の発展
さて、話は変わりますが、いよいよ竹田ブランドがアジアへ進出する時が参りました。昨年1月に竹田市と台湾高雄市田寮区とで「観光文化友好交流都市」を締結して以来、市はもちろん、議会、市民、そして中学生と多方面で交流して参りましたが、こうした交流が深まる中で、新体制の田寮区から「姉妹都市」へ格上げしたいというラブコールが舞い込んで来ました。すでに7月には高雄市の嘉南薬理大学(総学生数は1万8千人)から教授ほか20名が竹田市への視察研修を決定し、さらには台湾で水墨画の大家として名高い田金生先生ら一行の竹田訪問も具体的検討に入っています。南画の大家であるわが田能村竹田先生の源流が中国・台湾であることを考えると、竹田市からアジア、そして世界へ観光、文化のみならず、人材と農産物などの接点が新しい世界を生み出すチャンスが到来したと言えます。この締結に向けての詳細は今後双方で早急に詰めて参りますが、然るべき時期に議会にもお諮りし、さらなる交流の絆を深めたいと思いますのでご報告いたします。

基幹産業の振興
次に、基幹産業の農業の振興に関して、広報たけた6月号にも掲載いたしましたが、農業算出額の最新データ(平成28年分でございますが)が公表されております。竹田市は前年比4.6%増、11億円アップの239億円を記録しました。2位の日田市におよそ100億円の差をつけて、県下トップは勿論のこと、生産額も過去最高を更新したことをご報告申し上げます。園芸ハウス建設などの基盤整備はもちろん親元、里親就農を始め、黒毛和牛オーナー制度など、オリジナリティ溢れるソフト戦略も功を奏しております。

城下町再生
さて最後に…、城下町再生の先導役として開館いたしました図書館が、5月21日をもちまして1周年を迎えました。開館以来実に約7万4千人と、前年の2倍ものご利用をいただいており、城下町に新しい人の流れが確実に生まれていることを実感している次第です。
そして、いよいよ総合文化ホール「グランツたけた」が完成を迎えます。これから秋の開館記念事業や国民文化祭に向け、これまでになく、多岐にわたり重要な正念場を迎えますが、何はともあれ、希望に満ちた充実の一年になるようにスピード感を持って市政執行に務める所存であります。

平成30年6月1日
竹田市長  首 藤 勝 次