背景色を変更

文字サイズ変更

標準 拡大 音声読み上げ

令和元年 竹田市議会

第3回定例会

令和元年9月5日

皆さん、おはようございます。
提案理由の説明に先立ちまして、諸報告をさせていただきます。

まず、気になる台風ですが、気象庁の情報によりますと、立て続けに発生した台風13号、14号は、今週末から日本列島に大きな影響を及ぼしそうな状況です。これから実りの秋に向け農作物への被害が心配されますし、学校行事などに大きな影響が出ないよう祈るとともに、市としても防災に万全の体制を整えて参ります。

さて、まず中九州横断道路でございますが、現在、大分県大分市を起点として、竹田市、阿蘇市を経由し、熊本市まで結ぶ計画で事業が進められています。本年1月19日には、竹田ICまでが開通したところですが、先般、阿蘇市波野までのルートが決定し、「竹田〜阿蘇」間22.5qが今年度、新規事業化され予算を獲得できました。これにより今後、大分県側の、竹田ICから荻ICまでの間12.2qについて測量を行う運びとなっておりますし、年内には杭打ち式も予定されています。竹田〜阿蘇間の早期完成が実現するよう国に要請を続ける一方、現道、57号線沿いの地域振興にも力を注いで参ります。

一方、40年の歳月を要しました大蘇ダムにつきましては、来年、令和2年4月1日からいよいよ供用開始となります。現在は、浸透抑制対策の工事も終わり、試験湛水を行っているところでございます。後程の予算案にも関連しますが、大蘇ダム事業に伴います市負担金は、約27億7千万円で、本年度はその一部、約8億1千万を支払うことにしていますが、これには有利な起債を充当できることになりました。後年度負担を軽減させながら農家の皆さんの期待に添えられるよう営農などの取り組みを強化して参ります。

次に、AR技術を活用した岡城跡や歴史文化館の魅力度を向上させる事業についてでございます。東京オリンピックを見据えた国家プロジェクトでありますが、文化庁の「先端技術を活用した日本文化の魅力発信事業」に要望を出しましたところ、見事に採択いただきました。事業費8,547万円に対しまして、補助率65% 5,555万5千円を、支援していただけることとなりました。AR技術とは、たとえば岡城にスマートフォン越しに大手門や天守閣などを浮かび上がらせることが可能となります。この事業を進めることにより、地方創生で獲得したwifiの導入などと併せて、より魅力的なコンテンツが出来上がりますので、世界に向けて岡城の魅力を伝えることが可能になります。「国内最強の城」とのお墨付きをいただいて注目される岡城だけに、最大のチャンス到来となること、確信しております。

一方、6月2日にグランドオープンを果たした、クアハウスでございますが、テレビ・新聞・雑誌などで注目を集め飛躍的に認知度も上がってきており、利用客数も目に見えて増えています。営業の状況も想定範囲で順調に推移しているという報告を受けていますが、世界初の天然炭酸泉を活用した運動浴槽が快適で、市民はもちろん健康づくりに関心のある人々が多く訪れています。これも、今年で30年以上の歴史を誇る、バートクロツィンゲン市との交流の成果であると考えております。

続きまして、平成29年5月に開館しました図書館についてです。 図書館は、その建築や運営に高い評価をいただき、このほど二つの賞を受賞することが出来ました。一つは、その設計の素晴らしさを評価された、「2019年日本建築学会作品選奨」で、もう一つは、運営と建築の両方を評価された「第35回日本図書館協会建築賞」です。施設の素晴らしさはもちろん、スタッフの力量が認められたわけで、入館者数も順調な伸びを示しています。整備前の平成28年度の入館者は32,011人でしたが、平成30年度は72,973人と、4万人以上の増加となっております。

一方、平成30年10月に開館しました、竹田市総合文化ホール「グランツたけた」は、整備前がおよそ年間21,000人でありましたが、整備から今日までで81,082人。1年に達しないにもかかわらず、4倍ほどの入館者があります。グランツにおきましては、今後コロッケのコンサート、日本舞踊公演、映画の上演など竹田独自の魅力的な取組みを行いますし、1月には、TAOの公演も決まりました。5月に就任いただきました山蔭館長やスタッフの力も大きく、県下でも高い評価を得ております。
皆様も是非足をお運びください。

最後に嬉しいご報告を2点させていただきます。一つ目は、「瀧廉太郎記念音楽祭」の、サントリー地域文化賞の受賞でございます。この賞は、サントリー文化財団が全国から厳選し、毎年5件ほど表彰しているものでありますが、非常に権威のある賞でございます。特に、今回、市民とともに70年以上に亘り継続開催してきたことが評価されての受賞となり、実行委員会をはじめとして、この事業に関わってきた多くの方々の励みとなりました。二つ目は、先日報告会がございました、10分でもどる干し椎茸、竹田うまれ『すぐ旨しいたけ』の商品化でございます。この商品が開発可能となりましたのは、昨年10月に竹田市に拠点を開設していただいた、日本きのこセンターの九州本部大分事務所様の新技術によるものです。現在、干し椎茸は全国的に需要が低迷しておりますが、その原因の一つが、干し椎茸を戻すのに要する時間にあると言われております。同社の開発した技術により、手早く戻すことが可能となりました。この事は、干し椎茸の需要を喚起する起爆剤となるものと期待され、栽培農家へ明るい材料を届けることができました。市としましても、これまで地方創生事業を活用し、農産物の日本一ブランド戦略深化プロジェクトを展開。この商品開発を支援してまいりましたので、研究機関、事業者、農家、行政が一体となったこのプロジェクトの成功は、ひとしおの感を覚えております。今後とも、このように経済活動に果敢に挑むプロジェクトを支援し、経済の浮揚を図る施策の展開を行ってまいります。

竹田市長  首 藤 勝 次

ページの先頭に戻る