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2010/09/28
逢坂政務官との出会い

 地域再生に向けて、行動する首長会議が開催された。発起人会として、土佐市長や釧路市長ら10人と参加し、代表に天草市長に就任願った。賛同市町村は全国で300自治体を超えるが、この波動が政府の目、そして政策を地方に向けさせる原動力になればと、みんなで決意を新たにしたところである。

 

 前段、このたび総理大臣補佐官から総務省の政務官に就任された逢坂代議士と話す機会に恵まれた。逢坂さんは、北海道の旧ニセコ町の町長を経験したこともあり、地方からの国の再生を私たちと同じ目線で捉えてくれている貴重な存在であると、秘かな期待を寄せていたが、実際にお話を聞き、期待は萎むどころか、大いに膨らんだ。

 

 「志をもって中央に臨んだが、地方の声が政策に反映されることはほとんどないと思っていただいていい。それほど、政策は中央に偏重しているということ。しかし、こうして地方の同志が集って、何とか地域を再生させたいと願い、励まし合うことはとても大切なことだ」と話す一方で、「中央で励まし合っても地域に帰れば、壁も多いだろう。先進的な政策ほど受け入れられにくい。私にも経験があるが、やはり実践しかない。やってみせて、効果を生み出し、その有効性に気づいていってもらうしかない」と胸の内を打ち明けてくれた。

 

 私自身、振り返れば、異端視される中で挑戦したドイツの温泉地との交流、象設計集団の富田玲子さんの手による温泉館『御前湯』の建設など、前例のない政策に挑戦してきた背景のことに想いはめぐる。

 

 あの時。よくぞ、30代の若者の構想に耳を貸してくれたものだ。当時の岩屋万一町長をはじめ、経験豊富な議員各位の包容力に、いまさらながら、頭の下がる思いがする。もちろん、闘いの場面もあった。それでも、みんながどこかで未来への可能性を夢見ていたと、いまはそう確信することができる。

 

 地域も行政も、そして議会も、可能性を信じることができたからこそ、だからこそ、ドイツとの交流は22年を超え、長湯温泉は全国区への道をたどり、中学生のホームステイ交流はいまなお続く。

 

 逢坂さんの言葉に、あらためて地域づくりの原点を見つめ直すことができた。

【2010/09/28】 逢坂政務官との出会い