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2018年11月28日

災害関連死を防ぎたい〜大久保病院緊急時災害ケア派遣チーム(ODCAT)が初訓練

 久住町の社会医療法人社団大久保病院が結成した大久保病院緊急時災害ケア派遣チーム(ODCAT)が11月28日、初訓練を行いました。

 大規模災害時に県などの要請を受け、被災施設や避難所等に出動し、高齢者や子ども、障がい者など配慮が必要な人の支援にあたる災害派遣福祉チーム(DCAT)。同病院では9月19日に発隊式に行い、看護師や介護福祉士、社会福祉士ら専門職で構成する58人のチームが、県内で初めて誕生しました。

 この日の訓練は、「宮崎県日向灘沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、竹田市では震度6弱を観測。各地区で家屋が倒壊し、多数の避難者が出た」との想定で行われ、県の要請を受けたODCATの隊員5人が避難所となった都野公民館を訪問し、地区住民ら約20人に「福祉的トリアージ」を実施。心身の状況、治療中の疾患と服薬の有無、食事や更衣など生活を送るために必要な動作の自立度などを聞き取り、発熱を訴えた高齢者1人を病院へ、介護を必要とする2人を高齢者福祉施設に搬送しました。その他の避難者にはリハビリ専門の隊員がストレッチを指導し、心身のケアに努めました。

 同チームの工藤忠孝隊長は「東日本大震災や熊本地震などの大規模災害、そして毎年のように全国各地で発生している豪雨災害。助かった命が、中・長期の避難生活による体調悪化やストレス、エコノミー症候群などが原因の災害関連死で失われることを防ぎたいという思いで立ち上げた。災害発生時の迅速な支援体制を整えるとともに、県や市などの関係機関と連携し、県内全域に活動の輪を広げたい」と力を込めました。

 「大分DMAT」の指定も受け、災害発生時の医療支援から避難生活での福祉支援活動まで一連の対応が可能となった同病院では、今後も大規模災害の発生に備えた支援体制の充実を図っていくとのことです。

 

↑ 大久保病院緊急時災害ケア派遣チーム(ODCAT)の初訓練で、都野公民館に避難している住民に福祉的トリアージを行う隊員ら

 

↑ 体調や持病の有無などを聞き取る隊員ら。福祉的トリアージの結果、体調がすぐれない住民や介護支援が必要な住民は病院や福祉避難所などに搬送

 

↑ 避難者にストレッチを指導するリハビリ専門の隊員

 

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