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2019年01月27日

認知症の方を地域で見守り、声をかける体制づくりをめざして〜市内で初の「認知症 地域で見守り声かけ訓練」

 行方不明になった認知症高齢者を地域住民で捜索し、適切な声かけと保護を行う「認知症 地域で見守り声かけ訓練」が1月27日、市内で初めて玉来地区で行われました。

 地域に暮らす子どもから高齢者までの幅広い世代の住民が認知症を正しく理解するとともに、認知症の人やその家族を日頃から見守り、不自然な様子があれば声かけができる地域をめざそうと行われた訓練には地区住民ら約120人が参加。

 訓練は「アルツハイマー型認知症を患っている玉来地区在住の滝れん子さん(仮名、78歳)が、家を訪ねてきた来客と滝さんの夫が話し込んでいる間に行方不明に。散歩をしていた民生委員が滝さんと出会い、会話のつじつまが合わなかったことから滝さんの夫に連絡し、夫が捜索願を出した」との想定で実施。訓練を始める前に、大分県認知症疾患医療センターに指定されている加藤病院の「稲葉よろうち座」のメンバーらが「後ろから声をかけない」「できるだけ一人で声をかける」「相手の言葉に耳を傾けて、ゆっくり優しい口調で対応する」など、見守りと声かけの7つのポイントを寸劇で披露しました。

 参加者たちは1グループ5〜6人、延べ11のグループに分かれ、滝さんの身体的特徴や服装、行方不明時の状況、本人の生まれ育った場所や現在の住居、最近の生活の様子など捜索願に出された情報を頼りに地図上で捜索ルートを決め、ルート上の道路や路地、また商店や病院内を歩いて回り、滝さんを捜索しました。

 参加者らは身長160センチほどで眼鏡をかけ、赤い物を身につけている滝さんの特徴に似た人を見つけると、様子をうかがいながら「どちらに行かれますか?」「滝さんですか?」と優しく声をかけていました。捜索開始から数十分後、かかりつけの病院の近くにいた滝さんが発見され、無事保護されました。

 参加者からは「捜索中、普段の生活では気づかなかった水路や狭い路地などに気づくことができた」「声かけにとても勇気がいった」「寸劇を声かけの実践に生かすことができた」「本人のスナップ写真があると捜索しやすい」などの感想が上がりました。

 竹田市地域包括支援センターの木部眞里子センター長は「玉来地区では認知症高齢者のうち、自分で行動できる方が62人いる。繰り返し訓練を行うことで、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりをめざしてください」と総評。訓練を主催した玉来地区社会福祉協議会の倉野脩生会長は「今後も年1回は訓練を行い、認知症の方を地域で見守る体制づくりを行っていきたい」と話しました。

 

↑ 訓練を始める前に「稲葉よろうち座」のメンバーらが見守りと声かけの7つのポイントを寸劇で披露

 

↑ グループで話し合いながら、捜索ルートを決める参加者の皆さん

 

↑ 商業施設の店内も捜索

 

↑ 滝さんの特徴に似た人を見つけ、目線を合わせて優しい口調で話しかける参加者

 

↑「認知症の方を地域で見守り、声をかける体制づくりを行っていきたい」と話す玉来地区の皆さん

 

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