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2019年05月05日

戦争の記憶を後世に〜旧日本軍の戦闘機「紫電改」の部品を展示

 太平洋戦争末期の昭和20年5月5日、竹田市久保に墜落した旧日本軍の戦闘機「紫電改」。70数年の時を経て、地域住民らが落下地点から発見した部品を保存・展示することになり、その施設の除幕式が5月5日、現地で行われました。

 紫電改に搭乗した故粕谷欣三さん(享年19)は、熊本県阿蘇市付近の上空でアメリカ軍のB29爆撃機と交戦。紫電改は久保地区の谷あいに、B29は竹田市平田の折立地区に墜落。日米合わせて12人の兵士が亡くなりました。

 紫電改の残骸の捜索を提唱したのは、元久保公民館長の小林正憲さん(70歳)。小林さんの母ハナ子さんが落下現場に駆け付け、粕谷さんの救護に関わったと聞き、戦争の記憶を後世に伝えようと、昨年4月から戦争の調査研究を行っている市民団体「POW研究会」や地域住民らが合同で捜索を開始。延べ10回の活動で、機体の旋回性能を上げる「空戦フラップ」の一部やベルトの留め具とみられる金属片、ガラスの破片など約数十点の部品を発見しました。

 見つかった部品は県立歴史博物館(宇佐市)で科学的処理を施し、そのうちの数点を今回、粕谷さんの鎮魂碑の前に設置した石造りの展示ケースに保存。地域住民ら約50人が出席したこの日の式で、関係者が除幕し披露されました。

 小林さんは「先の大戦により亡くなった粕谷さんをはじめ、多くの若者の尊い命が失われた。慰霊に来られた方に展示品を見てもらうことで、悲惨な戦争を知り、世界の恒久平和を願う場所になれば」と思いを込め、残りの部品についても保存処理が終わり次第、現在展示している部品と定期的に入れ替えることで、多くの人に貴重な歴史的資料を見てもらいたいと話しています。

 

↑ 関係者により除幕された展示ケース

 

↑ 出席者全員で粕谷さんの鎮魂碑に祈りを捧げました

 

↑ 展示された部品をみる参加者

 

↑ 展示ケースの中には機体の旋回性能を上げる「空戦フラップ」の一部などの部品が展示されています

 

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