岡城絵図アーカイブ
1.最も古い岡城の姿 豊後国直入郡岡城絵図(正保城絵図)
正保城絵図は、正保元年(1644)に幕府が諸藩に命じて作成させた城下町の地図です。城郭内の建造物、石垣の高さ、堀の幅や水深などの軍事情報などが精密に描かれているほか、城下の町割・山川の位置・形が詳細に載されています。昭和61年(1986)、国の重要文化財に指定されました。
岡城の絵図は、『中川氏御年譜』には正保4年(1647)作図との記載があります。この絵図は現存する岡城の絵図で最も古いもので、西の丸が整備される以前の岡城の状況がわかります。
国立国会図書館デジタルアーカイブにて、拡大したりして詳細に閲覧することができます。
2.宝暦御城真景図
宝暦年間(1751~64)に作成されたと伝わり、南側の白滝川越しに見た岡城が描かれています。険しい崖に石垣が累々と積み上げられた様子がよくわかります。画面中央にそびえる「御三階櫓」は明和8年(1771)に焼失し、後に再建されました。画面左側の建物群は西の丸で、大きな建造物が西の丸御殿です。
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更新日:2022年06月10日