イヌマキ等の害虫(キオビエダシャク)被害にご注意ください

更新日:2025年11月19日

キオビエダシャクは、幼虫がイヌマキ(ヒトツバ)等の葉を食害する害虫であり、大量発生すると葉を食べつくし樹木を枯らす場合もあります。

竹田市内において目撃の報告があり、被害の拡大が懸念されますので、ご自宅の庭にイヌマキ等がある方はご注意ください。

キオビエダシャクについて

幼虫はイヌマキやナギなどの葉を食害する蛾の幼虫で、大量発生すると樹木が枯れ死する場合があります。

幼虫、成虫ともに触っても人体に害はありません。

特徴

【幼虫】

・体長5cm程度のシャクトリムシ

・頭、尻、側面がオレンジ色で他の部分に黒と灰色のまだら模様がある

キオビエダシャク幼虫

【成虫】

・体長は2cm程度、羽を広げると5cm程度の大きさ

・全体的に濃い紺色で、羽に黄色の帯模様と黒い斑点がある

・さなぎは茶褐色の紡錘型

キオビエダシャク

駆除方法

<成虫・さなぎ>

・飛び回るため捕殺駆除が難しい

・成虫やさなぎ、卵には幼虫駆除用の薬剤は効果が薄い

・さなぎは根元の土中にいるため、掘り起こして捕殺する(越冬する可能性がある)

<幼虫>

・発生量が少ない場合は、木をゆすり、落ちたものを捕殺する

・発生量が多い場合は、噴霧器により薬剤を散布する

【薬剤】ロックオン(1000倍希釈)トレボン乳剤(4000倍希釈)など
  ロックオン トレボン乳剤
主な特徴

薬剤のついた葉を食べた幼虫が死ぬため効果はゆっくり

・残効期間が1~3か月

・チョウ目の幼虫や毛虫のみに効果がある

・100mlタイプで1,500円程度

幼虫に直接効くため即効性がある

・残効期間が1週間程度

・幅広い害虫、樹木・農作物で使用可

・100mlタイプで1,100円程度

駆除対象 イラガ、キオビエダシャクなどのチョウ目の幼虫や毛虫のみに高い効果がある

キオビエダシャクのほかカメムシやアブラムシなど幅広い害虫に効果があり、樹木や農作物など幅広く使用できる

希釈倍率

1,000倍

薬剤1mlに水を入れて1lにする

100mlタイプで100l作れる

4,000倍

薬剤1mlに水を入れて4lにする

100mlタイプで400l作れる

駆除方法

噴霧器で葉にかかるように噴霧する

・直後に雨が降るときは避けたほうが良い

噴霧器で幼虫にかかるように噴霧する

※幼虫が葉の裏にいると薬剤がかからないので、木を揺らして落ちた幼虫にかけると効果的

※薬剤散布時の注意事項

・薬剤の説明書を必ず読み、使用方法や注意事項を守りましょう。(決められた希釈倍数より濃い濃度での散布はできません)

・事前に近隣の方に周知し、通行人や車、洗濯物や農作物などへの飛散防止に配慮しましょう。

・薬剤散布は、風のないとき、日中の暑い時間を避け、朝夕の涼しい時間帯に行い、薬剤がムラなく葉の裏にもかかるしょうにしましょう。

・薬剤散布を行う場合は、薬剤が体に付着しないようにマスク、手袋、帽子、長靴、雨合羽などを着床しましょう。

・薬剤散布後はただちにうがい、洗眼を行い、また、手足等を石鹸で洗い、衣類は下着まで着替えましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

竹田市環境課

〒878-8555
大分県竹田市大字会々1650番地
電話:0974-63-1111(内線191・192)

お問い合わせはこちら