オオキンケイギクの駆除について

更新日:2022年04月19日

オオキンケイギクは、日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。

オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。

 

和名 オオキンケイギク
学名 Coreopsis lanceolata
科名 キク科
原産地 北アメリカ
特徴 キク科の多年生草本で、高さは30センチメートル~70センチメートル程度になる。
開花期は5~7月、とても強靱で繁殖力が強く、かつて観賞用・緑化用として国内に導入され、道路の法面緑化等に使用されていたほか、ポット苗で園芸植物としても流通していた。
 
 
栽培や運搬、販売、野外に放つこと等が法律により原則禁止されており、違反すると個人場合は最大で300万円の罰金、もしくは3年以下の懲役、法人の場合は最大で1億円の罰金が科せられます。
 
オオキンケイギク
 

オオキンケイギクの駆除について

○ オオキンケイギクを繁茂させないようにするためには、種子を地面に落とさない、もしくは種子が付く前に駆除を行うことが大切です。
○ オオキンケイギクは基本的に、生きたままの運搬が禁止されています。駆除を行う際には、根から抜いた個体を天日にさらして枯らす、または、袋に入れて腐らせるなどの処置をした後に移動させて下さい。
○ オオキンケイギクの栽培が禁止されている原因は、強靱な性質のため在来生態系に被害を与えるからです。個体に毒が含まれていて危険であるなどの報告は、現在のところありません。

オキンケイギクの駆除について(両面印刷)(PDFファイル:807.5KB)

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