たけたの食べ方編集室

更新日:2022年03月25日

久住山大分県竹田市。山と水の国。南には祖母傾山系が横たわり、西にはくじゅう連山がそびえています。深い森からは水が湧き大地を潤し、火山で暖められた温泉が人々の心身をほぐします。類い希な豊かな自然はまた、たくさんの美味しい食べ物を生み出しています。
また、伝統と歴史が厚く積み重なる竹田には、竹楽、薪能、アートなど、懐の深い芸術と文化の系譜が時代を超えて脈々と波打っています。古い町並みは、リノベーションの力を借りて新たな輝きを放ち、観光客や移住者を惹き付けています。
たけたの食べ方では、自然に育まれる食を中心に、そこに暮らす人、織り成す文化まで綴っていきます。この恵まれた風土を楽しむためのデータベースをめざします。

 

たけたの食べ方マイスター

 

「たけたの食べ方マイスター」とは

食にまつわる人材は多様です。生産する人、加工する人、流通させる人、料理する人、食べる人。これは私たちの営みそのものでもあります。それぞれの立場で、美味しさや安全性に真摯にこだわるプロフェッショナルがいます。そんな地域の宝となる方々を「たけたの食べ方マイスター」として認定し、各地で食育を広げる活動のお手伝いをしていただいています。

11 太田修道 エコファーム21(PDFファイル:3.9MB)

 

12 河野叔子 kawanoの台所(PDFファイル:1.4MB)

 

13 河野ちよみ やいの夢(PDFファイル:2.7MB)

 

14 姫野武俊 姫野一郎商店(PDFファイル:2.1MB)

 

15 古荘聡一 上野屋旅館(PDFファイル:3MB)

 

16 荒牧大貴 グリーンファーム久住(PDFファイル:1.8MB)

 

17 友永英子 合同会社NOOK(PDFファイル:1.3MB)

 

18 友永修二 友修(PDFファイル:2.1MB)

 

19 佐藤英之 喜多屋(PDFファイル:2.1MB)

 

20 岩下拓司 岩下椎茸(PDFファイル:3.2MB)

 

 

ばあばの手しごと

ばあばの手しごと(PDFファイル:230.3KB)

「郷土料理名人さん」。竹田市食生活改善推進協議会では、料理や暮らしの技を持つ先輩方からたくさんのことを受け継いで学んでいます。雄大な自然に囲まれたこの地で、名人さんたちは、自然や季節とどう折り合いをつけながら暮らしてきたのでしょうか。その知恵や生き様を、写真と文章で記録に残し、自分たちだけでなく市民や食に関心のある皆様に紹介したいと、平成28年度の地方創生事業予算で「聞き書き」事業を実施しました。

これまでも竹田市では、食育事業で先人の知恵を継承しようと、料理教室や家庭料理大集合、レシピを印刷してイベントで配布するなどの取り組みを行ってきました。しかし、終戦から70年余りが経過し、“地域の宝”である名人さんも80~90歳代となり、高齢化が危惧されました。

「名人さんがお元気なうちに、あの味の秘訣を知りたい」―そんな共通の思いを持った協議会の50~60歳代の現役メンバーと、この思いに共感した30~40歳代の編集者やカメラマンが集まったのは、平成28(2017)年1月のこと。それから1カ月かけて、名人さんのご自宅や公民館に集い、温かい手料理を囲みながら、2~3時間かけて、食にまつわるエピソードに耳を傾けました。それは日常の会話では聞けない貴重な学びの時間だったとともに、美味しいものを囲んでたくさん笑いあった癒しのひとときでした。皆さんの経験をぜひ伝えたい、その決意を新たにした瞬間でもありました。

豊かな里山の恵みを活用しながら生きてきた名人さんの経験が、日々の食生活や暮らし、これからのまちづくりや一人ひとりの生き方にも役立つ指南書となることを願って制作しました。

※竹田市役所保険健康課で冊子が閲覧できるとともに、図書館等にも置いてあります。

この記事に関するお問い合わせ先

竹田市保険健康課

〒878-8555
大分県竹田市大字会々1650番地
電話:0974-63-1111(内線173・174・177)

お問い合わせはこちら