令和7年度世界かんがい施設遺産「竹田のかんがい用水群」の認定について

更新日:2025年07月25日

世界かんがい施設遺産認定発表会

7月25日(金曜日)認定発表会の様子(竹田市役所庁舎前)

 


 

国際かんがい排水委員会(以下「ICID」という。)は日本から申請していた「竹田のかんがい用水群」を世界かんがい施設遺産として新たに認定することを決定しました。

なお、令和7年9月10日(水曜日)、マレーシア・クアラルンプールで認定式が行われ、認定証と記念盾の授与が行われる予定です。

 

●今後の予定について

    7月25日(金曜日) 認定発表会13:45~  (市役所1階 玄関前)

   9月10日(水曜日) ICID国際執行理事会 認定証・記念盾授与式(R7マレーシア・グアラルンプール)

   9月26日(金曜日) 大分県知事報告 11:00~ (知事室)

11月26日(水曜日) イベント及び記念式典 13:00~(グランツたけた)予定

 

●竹田市長コメント

この度、「竹田のかんがい用水群」が世界かんがい施設遺産として登録されることが決定し、竹田市長として大変光栄に思います。これは、古くからこの地で農業を営み、用水路を守り育んできた先人たちの並々ならぬ努力と知恵、そして現在もなお、その恩恵を受けて地域を支えている多くの関係者の皆様の長年のご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます。

「竹田のかんがい用水群」は、江戸時代から今日まで、大野川上流の中山間部に広がる水田を潤し続けてきました。特に、約360年前に築造された城原井路は総延長約130kmにも及び、点在する水田へ水を供給するための約1,300もの分水箇所を持つなど、当時の高い土木技術と、水を公平に分かち合う精神が凝縮された、まさに生きた遺産であります。

今回の世界かんがい施設遺産への登録は、竹田市の豊かな農業文化と、それを支える水利施設の価値が国際的に認められた証です。これを機に、私たちはこの貴重な遺産を次世代に確実に引き継ぎ、さらには国内外にその魅力を発信していく責任があります。

今後も、関係土地改良区の皆様をはじめ、市民の皆様と連携し、この「竹田のかんがい用水群」を大切に守り、活用していくことで、竹田市の持続可能な農業と地域活性化に繋げてまいります。

 

令和7年7月23日

竹田市長 土 居 昌 弘(竹田市世界かんがい施設遺産登録推進実行委員会長)

●添付書類

竹田のかんがい用水群 概要書(PDFファイル:827.3KB)

竹田のかんがい用水群 申請施設詳細位置図(PDFファイル:2.4MB)

世界かんがい施設遺産認定施設位置図(PDFファイル:152.3KB)

参考資料1 国際かんがい排水委員会(ICID)とは(PDFファイル:230.6KB)

参考資料2 世界かんがい施設遺産とは(PDFファイル:146.4KB)

参考資料3 世界かんがい施設遺産の登録施設(2024年迄)(PDFファイル:480.7KB)

 

※農林水産省ホームページ(プレスリリース)「令和7年度世界かんがい施設遺産の認定について」 https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kaigai/250723.html

 

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

竹田市農林整備課

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