喜多流「竹田薪能」の開催について

更新日:2025年10月17日

竹田薪能

《公演概要》

大分県竹田市において、400年前から岡藩主のために行われていた能楽。

岡藩主の楽しみであった能楽は町人たちにも親しまれ、岡藩の城下町竹田は元禄の頃より謡の聞こえる文化的な町であり、今も「お謡」として地域に継承される能の文化があります。歴史的背景とともに、世界最古の舞台芸術として世界から注目される伝統芸能、能楽を鑑賞できる特別な公演を開催いたします。

岡藩主中川久通が元禄十五年に彫ったと記録がある三日月岩前に設置する一夜限りの特設水上能舞台と水面に映る三日月が描き出す幻想的世界。

非日常の中で感じる幽玄の美の世界で、全国でも竹田薪能でしか見ることのできない水上能舞台、岡藩とゆかりの深い大蔵流山本東次郎家の狂言と併せてお楽しみください。

 

《番組》

 

■舞囃子 「船弁慶」 塩津哲生

平知盛の亡霊が、義経一行を追って海上に現れ、無念を晴らすため薙刀で激しく襲いかかる部分を上演します。亡霊は弁慶の読経により成仏しますが、怨霊の悲哀と壮絶さが際立ちます。

 

■狂言 「蝸牛」 シテ(山伏) 山本則秀、アド(主) 若松隆、アド(太郎冠者) 山本則重

主人の命で「長寿の薬」とされる蝸牛を探しに出た太郎冠者が、山中で出会った老人を蝸牛(カタツムリ)と思い込み、滑稽な問答を繰り広げ、誤解が笑いを生む喜劇です。

 

■能 「三輪」 塩津圭介

三輪山信仰を題材とした作品です。三輪明神に仕える女が僧に語るうち、実は神の化身であると明かし、神として現れて荘厳な舞を舞います。神仏習合の思想と幽玄美が調和した神秘的な能です。

《竹田薪能公式サイト》

https://taketa-takiginoh.jp/1

 

《日時》

2025年11月1日(土曜日) 16:00開演 18:30終演予定(15:15開場)

 

《会場》

三日月岩前水上能舞台(大分県竹田市挾田24)

※雨天時会場:グランツたけた 廉太郎ホール(大分県竹田市玉来1番地1)

→雨天時の開催については、当日11月1日(土曜日)12:00までに竹田薪能公式サイトにて発表

 

《チケット取扱い》

 

■チケット金額

指定席:(前売り)6,000円 / (当日)7,000円

自由席:(前売り)4,000円 / (当日)5,000円

 

■前売りチケット販売所

チケット販売 9:00〜17:00

・竹田市観光ツーリズム協会(豊後竹田駅内)・・・ 指定席・自由席

・竹田市城下町交流プラザ ・・・・・・・・・・・ 自由席のみ

・竹田商工会議所・・・・・・・・・・・・・・・ 自由席のみ

 

お問い合わせ先 竹田薪能実行委員会(竹田市観光ツーリズム協会内)

電話:0974-63-2638