緑の大自然(祖母・傾山系)

更新日:2021年04月01日

そそり立つ岩峰と原生林が覆う祖母・傾(かたむき)山系

祖母傾国定公園に指定され、切り立った崖や急斜面が続く荒々しい表情の祖母・傾山系。その1,400〜1,700メートル級の山々の中で最高峰を誇る祖母山(1,756メートル)は、山頂に神武天皇の祖母に当たる豊玉姫をまつった山岳信仰の山であった。一方、朴訥(ぼくとつ)としていかにも男性的な傾山(1,602メートル)は、見る方向によっては傾いて見えるため、この名がつけられたという。

春から初夏にかけては、新緑とともにアケボノツツジやシャクナゲなどの群落が美しさを競い合い、秋には真っ赤に燃えるような紅葉に変わる。そして、静寂の時を迎える冬にはキラキラと輝く霧氷の世界が広がる。そのような祖母・傾山系では約1,000種類にも及ぶ植物とさまざまな動物が生息し、平成3年「森林生態系保護地域」に指定されている。

青空と白い雲の下に広がる山々の写真

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