竹田市文化財保存活用地域計画

更新日:2022年12月19日

竹田市文化財保存活用地域計画の認定について

竹田市が大分県初の文化庁長官認定

12月16日(金曜日)開催の国の文化審議会(会長:佐藤信)文化財分科会において、本市の文化財を総合的かつ一体的に保存・活用していくために作成した「竹田市文化財保存活用地域計画」の認定が文化庁長官に答申され、これを受け、同日付で文化庁長官により認定されましたので、お知らせいたします。

文化財保存活用地域計画は平成30年の文化財保護法改正により制度化されたもので、今回の認定により全国の認定件数は合計96件となりましたが、竹田市が大分県で初めて認定されました。

文化財保存活用地域計画とは?

  • 市町村において取り組んでいく目標や取組の具体的な内容を記載した、文化財の保存・活用に関する基本的なアクション・プランです。
  • 文化財の保存・活用に関して市町村が目指す将来的なビジョンや具体的な事業等の実施計画を定め、これに従って計画的に取組を進めることで、継続性・一貫性のある文化財の保存・活用を一層促進していきます。また、作成した計画を広く周知し、民間団体等の様々な関係者のみならず地域住民の理解・協力を得ることにより、地域社会総がかりによる文化財を知る・守る・活かす取組を推進し、より充実した文化財の保存・活用を図っていきます。

竹田市文化財保存活用地域計画

  • 竹田市では、市内に分布する多種多様な文化財の適切な保存・活用を図り、確実に次世代へ継承するため、これまでの本市の取組を継続し発展させ、地域で育まれた固有の歴史文化や文化財そのものを活かしたまちづくりに取り組むために、平成31年(2019)4月施行の改正文化財保護法で規定された文化財行政の総合計画「文化財保存活用地域計画」の作成を進めてきました。
  • 計画案の作成にあたり、これまで3か年をかけて国や県、庁内での議論・検討のほか、学識者や関係団体の代表者を含めた「竹田市文化財保存活用地域計画策定協議会」で議論を重ねました。また、市民の皆様からご意見をお寄せいただき、作成の参考とさせていただきました。

竹田市文化財保存活用地域計画

※本計画の内容につきましては、以下のPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。

序章 文化財保存活用地域計画について

第1章 竹田市の概要

第2章 竹田市の文化財の概要

第3章 竹田市の歴史文化の特徴

  1. 阿蘇くじゅうの大自然と共に生きる歴史文化
  2. ”みち”がつなぐ歴史文化
  3. 岡藩の繁栄がもたらした歴史文化
  4. 祖母山に抱かれた奥豊後の歴史文化

第4章 竹田市の文化財の保存・活用に向けた基本方針と基本理念

基本理念:「竹田らしさ」を彩ってきた文化財を知る・守る・活かす

基本方針

  1. 文化財を知るー調査と研究ー
  2. 文化財を守るー保存と継承ー
  3. 文化財を活かすーまちづくりへの活用ー

第5章 竹田市の文化財の保存・活用に関する方針

第6章 竹田市の文化財の保存・活用に関する措置

第7章 文化財の一体的・総合的な保存・活用に関する方針と措置

本市の歴史文化の特徴を物語る多様な文化財を、共通の背景やストーリーでまとめ、相互の関係性を踏まえた一体的・総合的な保存・活用に取り組むとともに、市民及び来訪者等の理解の促進を図ります。

  1. くじゅうの大自然に育まれた歴史文化と営み
  2. 「日本一の炭酸泉」と長湯の温泉文化
  3. 高原に花開いた竹田の先史時代文化
  4. 竹田に息づく景行天皇の足跡
  5. 南郡衆とキリシタン信仰の証
  6. 車橋がつなぐ街道の歴史文化
  7. 岡藩主中川氏による繁栄の歩み
  8. 田能村竹田と豊後南画
  9. 竹田が生んだ偉人列伝
  10. 祖母山の大自然と大蛇伝説
  11. 名水の恵みと農業遺産

第8章 竹田市の文化財の防災・防犯に関する方針と措置

第9章 竹田市の文化財の保存・活用の組織体制

文化財の保存・活用に関する措置一覧

文化財の保存・活用の推進体制

推進体制

竹田市文化財保存活用地域計画(案)についての意見募集について(終了)

意見の募集期間(募集は終了しています)

令和4年(2022)7月29日(金曜日)~8月12日(金曜日)※閉庁日を除く

この記事に関するお問い合わせ先

竹田市教育委員会まちづくり文化財課

〒878-8555
大分県竹田市大字会々1650番地
電話:0974-63-1111(内線321・322)

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