「玉来ダム建設事業」 アジア土木技術会議AWARD プロジェクト賞 最高賞受賞について(2025年10月31日)

更新日:2025年10月31日

第10回アジア土木技術会議AWARDプロジェクト賞 最高賞を受賞

「玉来ダム建設事業」が、第10回アジア土木技術会議(CECAR10)「Outstanding Civil Engineering Project Award(プロジェクト賞)」最高賞を受賞したとの大変喜ばしいニュースをお聞きし、竹田市民を代表して心からお祝いを申し上げます。
長期間にわたる事業となりましたが、市民が待ち望んでいた玉来ダムは令和4年11月に本体竣工を迎え、完成の喜びを多くの皆様と共に分かち合いました。
今回の受賞は、県内初受賞となった土木学会賞(技術賞)や日本建設業連合会土木賞に続いて国内外での高い評価を受けることとなり、建設地の市長として本当に誇らしく思うとともに、建設にかかわったすべての皆様にあらためて敬意を表します。 
今後も、更に安心・安全に暮らせる竹田市を目指した取り組みを推進してまいります。

令和7年10月31日
竹田市長 土 居 昌 弘
(竹田水害緊急治水ダム建設促進委員会 顧問)
(全国治水期成同盟会全国協議会 理事)
玉来ダム

(写真)令和4年11月に本体が完成した治水専用の流水型ダム「玉来ダム」
高い治水機能で下流域の洪水を軽減し、竹田市街地や市民の暮らしを浸水被害から守っています。

アジア土木技術会議AWARDとは

 アジア土木学協会連合協議会が運営する表彰制度(ACECC AWARD)は、土木技術の進歩とアジアの発展に顕著な貢献があったプロジェクトや個人を表彰する制度で、受賞カテゴリーは「功績賞(Civil Engineering Achievement Award)」と「プロジェクト賞(Civil Engineering Project Award)」の2つがあります。
今回、2021年11月から2024年5月の間に供用開始したプロジェクトを対象に「玉来ダム建設事業」が日本からの候補プロジェクトとして選定され、ACECC事務局に推薦されました。
これまでに受賞したプロジェクトは、鉄道・高速道路建設事業、大規模災害復旧事業など国内を代表する事業が中心であり、国内のダム事業では初の受賞となります。さらに最高賞である「Outstanding Civil Engineering Project Award」を受賞するのは、2013年の「新東名高速道路建設事業」に続き12年ぶりで国内事業としては2例目となる快挙となります。
 推薦理由は、建設が困難とされる地質条件下において、洪水を抑え清流を守る高品質のダムを計画工期内に完成させた点が高く評価されました。さらに試験湛水直後に大型台風が襲来し、過去最大級の累加雨量が観測された際、玉来ダムが治水機能を発揮して竹田市街の出水被害を防いだことにより、地域住民が早くもダム効果を実感し、安全・安心な暮らしの到来を大変喜んだことなど大きな評価ポイントとなりました。
 授賞式は、令和7年10月21日から24日に韓国の済州島国際会議センターで開かれた「第10回アジア土木技術国際会議」にて行われました。今回の受賞により「玉来ダム建設事業」は、県内初受賞となった土木学会賞(技術賞)や日本建設業連合会土木賞に続き、国内外での高い評価を受けることとなりました。
 


※アジア土木技術国際会議(CECAR):3年ごとアジアの産官学の研究者や技術者が一堂に会する場

※アジア土木学協会連合協議会(ACECC):1999年発足、17か国・27技術委員会設置。加盟国は、米国、台湾、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、ミャンマー、インドネシア、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、インド、モンゴル、ロシア、ネパール、フィリピン、ベトナム、[オブザーバ]カンボジア
玉来ダム建設事業受賞
Outstanding Civil Engineering Project Award(プロジェクト賞)
授賞式の様子

(写真)10月23日に韓国・済州島で開催された授賞式の様子

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